名古屋の三輪神社に参拝した後、豊川の方へ移動し、菟足神社(うたりじんじゃ)へ参りました。
この神社も愛知県のウサギ神社として有名で、機会があれば一度見てみたいと思っていた神社です。
うさぎみくじやウサギの御朱印はもちろん、境内のかくれウサギ探しなど、これまたウサギ要素が詰まった神社です。
菟足神社の紹介
菟足神社は愛知県の豊橋方面にあります。最寄り駅はJR「小坂井」駅で、豊橋駅から電車7分+徒歩5分程度と比較的行きやすい場所です。(ちなみに駅の方面から神社へ向かうと、神社の裏側から入ることになります。)
写真の下の方に少し写っているのですが、菟足神社はウサギ神社として有名で、鳥居前にも地元の新聞から取材された際の記事がいくつか貼られています。
さて、では何故この神社がウサギ神社なのかということなのですが、由緒によれば次のように説明がされています。
御祭神菟上足尼命は第八代孝元天皇の御裔(みすえ)、葛城襲津彦命(かつらぎそつひこのみこと)四世の御孫にあたり第二十一代雄略天皇の御代に穂の国(現在の東三河地方)の国造(くにのみやつこ)に任ぜられた方です。
「菟足神社由緒」より引用
(少なくとも私の見る限りでは)境内の説明や由緒書きには明記されていなかったのですが、「菟上足」から「菟」→「ウサギ」になった可能性がどうやら濃厚です。
以前、「う」はウサギの「う」というウサギ神社の法則を紹介したことがありますが、強いて言えば、菟足神社もこのタイプに分類されるといえるでしょう。
ちなみに今回は行くことが出来なかったのですが、愛知県豊橋には菟頭神社というウサギ神社もあります。そちらは月にまつわる神社のようですが、単純な月信仰という訳でもなさそうで、この豊橋地方というのはウサギ神社好きな人にとって魅力的な場所になっています。
もしかしたら、私が知らないだけで他にもウサギ神社があるかもしれません。
また、本記事でとりわけて紹介することはないのですが、菟足神社は特に秦の時代日本に渡来したという伝説(作り話)がある「徐福」と関わりの深い神社でもあります。
気になる方は調べてみて下さい。
菟足神社のウサギ要素と御朱印情報
さて、菟足神社で有名なのは、写真で紹介されていることも多い巨大なウサギ神輿です。
アップにしても存在感はあるのですが、引きの構図で見ると一層その存在感というのが分かります。
なお、2枚目の写真に写っているように菟足神社の御朱印やおみくじは取り置きになっています。一応、社務所は境内にあって、空いている時間帯もあるようですが、私が行った時には空いていませんでした。
普通のおみくじの他に、ウサギ神社にはつきものの「うさぎみくじ」もあります。ただ、それは今までで見たことあるタイプのものだったので、今回は引きませんでした。
他にも、境内には様々なウサギ要素があります。
例えば、木彫りの「なでうさぎ」であったり、灯籠のちょっとした装飾にとしての「波乗りうさぎ」、三尾神社で見た「真向いのウサギ」紋も多く見られました。
そして、こうした境内の「かくれウサギ」を探すチャレンジ(神社アトラクション)が菟足神社では可能です。
私も当然この「かくれウサギ」チャレンジをしたのですが、全部を見つけることは出来ませんでした。
山形の熊野大社や宇治の宇治神社のチャレンジが思い出されますが、どうもこういう神社アトラクションは、はっきりした正解が分からず答え合わせも出来ないので、モヤモヤしますね。
ただ、間違いなく色んなウサギ要素を見ることができるウサギ神社であることは間違いないです。
最後に、御朱印の画像をあげておきます。なでうさぎと「真向いのウサギ」が押印された御朱印となっています。
前に紹介した三輪神社からのアクセスも比較的良いので、愛知県方面へ来た際には是非寄ってみてはどうでしょうか。
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