【手相】生命線下部の島の意味に関する考察と私自身の観察

生命線下部の島アイキャッチ 手相

手相の生命線下部に現れる島の意味に関する考察です。

実は私の右手にも生命線下部に島が複数あります。

その内には最近出現したものもありますが、最も目立つ大きく深いものは私が大学生時代に短期間で形成されたものでした。

私の大学生時代(リンク先は私の別サイト)というものは決して明るいものではなく、ちょうどその頃は特にノイローゼ気味だった訳ですが、何故短期間で生命線が変化して島が作られたのかということを考えると見えてきそうな気がします。

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生命線下部に現れる島の意味(通説)

一般的な生命線下部の島に関する意味(通説)としては私の知る限り大きく分けて4つあります。

①糖尿病や高血圧といった生活習慣病、慢性的な病気

②晩年の病気(流年法の適用)

③人生の停滞(生命線の意味に対する障害)

④下半身の問題(反射区?)

①についてですが、生命線下部の島は「慢性的な病気」を表すとされています。

体感的には、この解説が一番多い気がします。

もう少し平易な言い方をすると「生活を見直すサイン」という言い方も出来ますが、感覚として症状の表れ方の範囲が少し広すぎないか?と個人的には思います。

②についてですが、生命線に流年法を適用した場合、晩年の病気として生命線下部の島を解釈することが出来ます。

手相家によるとガンなど様々な現れ方をするようですが、晩年において身体に問題がない方が珍しいと考えます。

従ってこの場合、問題は既に進行していた・進行していると考えた方がいいと個人的には思います。

③についてですが、生命線そのものには「人生」という意味があります。それに「停滞」や「スランプ」を表す島があるということで「人生の停滞」という解釈をする場合もあるようです。

しかし、この解釈についても②の流年法と組み合わされて使われたり、何故末端部のみ「人生の停滞」を表すのかという点で疑問が残ります。

(※位置は関係なしに生命線に「島」があれば「人生の停滞」だとする説もあります。)

一方で④、反射区の理論に基づいた解釈では(反射区も流派によって大分異なりますが)生命線下部は下半身の臓器、特に腎臓を中心とした尿排泄に関わる部分を指している場合が多いです。

実際には腎臓もある程度他の臓器と回路として関わっていて、例えば尿素回路では肝臓がアンモニアを分解し尿素に変える働きをしますから肝臓なども関わってくるでしょう。

総合すると「肝・腎」、ここの崩れが生命線下部の島として現れるのではないかという立場です。

しかし、これとは別に「腹・腰」といった下半身の問題、それは性生活に問題が出るという説もあります。

以上に述べたように、一体「生命線下部の島」とは何が何だかという状態なのです。

私の実感からの生命線下部の島に関する考察

私は結構昔から手を観察する習慣がありました(中学生ぐらいから?)ので、自分の手相が変化するタイミングというのをこれまで多く見てきました。

そして、その中でも冒頭に述べた生命線下部の島が出来る瞬間というのが一番衝撃的な変化でした。

私の生命線下部に島が形成され始めたのは大学2年生頃だったのですが、その頃は新しい生活に馴染めず自暴自棄が特に酷かった時期でした。

そんなある日起きると右手の生命線下部が大きく枝分かれしていて、僅か2週間ほどの間に大きく深い島が形成されていきました。

生命線下部の島(私の右手)
生命線下部の島(私の右手)

その時の私の健康状態は以下でした。

・昼夜逆転し、日光も浴びないため自律神経はボロボロ(全体的な不調)

・起きてはストロングゼロ2本を飲んで寝る日々(アルコール中毒の傾向)

・離人症のような症状(現実感の喪失と浮遊感)

・ラーメンしか食べない生活(不摂生な食事)

これは卵が先か鶏が先かという話です。

……何が不調の原因か分からなくないですか?

塩分・アルコール過多ということで「肝・腎」には負担がかかっています。運動は当然していません。

生活習慣病まっしぐら、寿命は縮みます。(説①、②、④)

不摂生な生活をしていれば当然生活リズムと体調が乱れます。自律神経が乱れて良く分からない症状にも悩まされるようになります。

元気はずっと出ません。(説①、②)

そうすれば、自ずと人生も上手くいきません。人生は停滞します。(説③)

しかし、私がこうなったのは人生が上手くいかないと思ったからなのです。

人生が停滞しているから酒に手を出したのです。けれども、酒を飲んでも人生は変わらないのです。

このような「負のループ」(ポジティブ・フィードバック)には明確な原因はなく、少しのきっかけがあるだけです。

従って、私が先ほど述べた一般的な説はどれもが正しいですが、同時にどれもが正しくありません。

だからといって、それを「解釈」として相手に合わせて後出しジャンケンするのは個人的には狡いと思っています。

ひっくるめて「慢性的な病気」とするのは余りにも範囲が広すぎるというか、もう少し説明が欲しいと思います。

それに注目して頂きたいことは、精神的・脳神経的な問題まで立ち現れているという点です。

通常、鬱は知能線の島として現れると言われますが、それとは違う場所に出ているということは違う問題なのです。

そして何より現在、私の生活習慣は非常に改善されています。会社を辞めた私がストレスも感じようがありません。

一方で、日常生活の場面で離人症的な感覚が降ってくることは今でも稀にあります。

しかし、鬱という訳ではありません。ようやく以前より人生は楽しいですし、今は非常にポジティブです。

これらにどう説明を付けるのかということが問題なのです。

生命線下部に現れる島の意味の私的な解釈

そして最近、ある英語のサイトでこのような解釈を見かけました。

If the island has been present for a long time, with no apparent problems, it can describe a period when resistance is low. In some circumstances, it shows a troubled or unstable time or even a predisposition to a disease such as depression or alcoholism. Sometimes it is there when a person has PTSD (Post-traumatic stress disorder) which is when the subject has anxiety and or flashbacks triggered by a traumatic event.

DISTINY PALMISTRY : My Life Line is Broken and Markings on the Line : An island on the life line

もし(生命線上の)島が長期間存在していて、明確な問題が現れていない場合、それは抵抗力が低くなっている期間として説明することが出来ます。状況によっては、情緒不安定な時期もしくは鬱やアルコール依存症のような病気に陥る傾向があると説明できます。中には、不安になった時や、過去のトラウマが引き金になってフラッシュバックするPTSDを患っている人もいます。

「運命の手相術」:「生命線が分断・線上に印がある人」:「生命線上の島について」

(※英語が得意な方、もし私の和訳に文意が変わるほど致命的な誤訳があったら、教えて下さい)

こういう見解を初めて見かけたのでハッとしたのですが、この見解のポイントは「島が長く残っていて明確な問題がない場合」に言及していることです。

そして、それは身体の問題でもありますが、どちらかというと精神上の問題……「傾向」が強そうな気かします。

上記の見解を全ては鵜呑みにしませんが、生命線下部の島を説明するにあたり、そういう分類をするのは良いような気がします。

「深い線で刻まれた島(長期間)」「薄めの線で刻まれた島(短期間)」

そして、島の状態が後者、すなわち薄めの線である間は手相の状態からしてみても、元に戻る(島が消える)可能性が高い状態だと言えます。

従ってそれは改善可能なのであり、生活習慣病、最初期ガン、酒の飲みすぎといった「治しやすい」状態なのだと考えます。

しかし、その状態が長期間続いたり、頭に刻まれるような深い衝撃を受けるようなトラウマレベルの出来事があれば、現実の事情はまた変わっていると思います。

そして手相としてもそれが長く、濃く残るような状態になるようなことがあれば、それは手相の状態からしても、元には戻らない(島が消えない)可能性が高い状態なのだと考えます。

一生かけて付き合わないといけないような症状・体質・傾向をしている可能性が高いです。

具体的にはPTSD、鬱・アルコール依存・不安「傾向」、ガン、臓器・免疫機能低下といったあたりでしょうか。

私の場合、離人症状として脳に残ってしまったのでしょう。

この事実は、流派にもよりますが後天的な状態を表す私の右手(組み手下側とは反対)に島が出来たという事実にも合致しています。

(2021/09/01追記:現在私は、手相の「先天/後天」について上の立場はとっていません。)

以上を総合して、私は「生命線下部の島」について以下の意味だと考えます。

「薄い線の島(短期間)」:改善・治療が容易な初期症状の状態

例:生活習慣病、最初期ガン、酒の飲みすぎ

「深い線の島(長期間)」:完治の難しい症状の状態

例:PTSD、鬱・アルコール依存・不安「傾向」、ガン、臓器・免疫機能低下

と、ここまで「生命線上の島」ということでどうしても不安を与えるような話題を扱ってきましたが、やはり「手相」という現時点では科学的根拠に乏しい話ですので、話半分に聞いておくのがいいと思います。

何より、生命線上に島がある私自身がそれなりに元気に生きていますから。

そういうこともあって、自分の手相を載せているのです。

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